宮城県大崎市三本木町の呼吸器科・アレルギー科・内科

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若者の皆さん!ワクチン接種を受けましょう

2021年6月21日掲載

新型コロナが流行して一年半になりますが最近は当地でもPCR陽性者も減りつつあり、入院病床も余裕がみられるようになりました。

とは言っても、東京などの大都市圏では緊急事態宣言下でも下げ止まりが続いておりますので、オリンピックを控え油断は全くできません。

有効な手立ては限られている現在、やはり切り札はワクチンによる予防ということになります。

当院でも連日ワクチンを行なっておりますが、なかなか予約が取れないという不平不満を耳にするたび申し訳なく思っております。

今後、一般の方々のワクチン接種が始まります。現在大崎市でもどういう形で進めていくのか、早晩明らかになると思います。

まずはできるだけ多くの方々に受けていただきたく思います。

ところが若い方々の中には、副反応が強そうという理由で、接種を希望されない方も多くみられます。

副反応の頻度はインフルエンザワクチンなど他のワクチンよりは高く、人によっては高熱や倦怠感などみられます。

しかしほとんど一過性であり、治療を要する例はかなり限られるとの印象をもっております。

仮に副反応が強くても新型コロナに感染するよりは圧倒的にマシですので、余程の事情のない限り恐れず受けてください。

新型コロナの流行を語る時、若者の行動が槍玉に上がりやすいですが、もちろん分別盛りの中高年者の思慮をわきまえない行為やあるいは全く不明の場合だって多いことは事実で、若者の皆さんには気の毒な面もあります。
ただ若い人ではほとんど軽い症状ですみますが、いったん流行したら、医療や経済など社会にあたえる影響は計り知れません。
今後現れるであろう、強力な変異株による感染ではたとえ若くとも病状は重篤となりさらに辛い後遺症が長く続くことは予想に硬くありません。

ワクチン接種は任意ですが、流行を1日も早く終息させ、安心した社会活動を送れるように、なんとか時間を工面して積極的に接種していただくことを切に願っております。