診療室から 〜院長 近江 徹広コラム〜

HOME > 院長コラム 診療室から

2019年8月16日掲載あらためて禁煙社会を考えてみませんか?

 毎日うだるような暑さが続いていますね。

 熱中症には十分お気をつけください。

 と言っても今回は熱中症ではなくタバコの話になります。

 日常の外来でよく思うのは、若い人、男性も女性も喫煙者が減らないでことすね。世の中が禁煙社会に向っているのに、咳がつづいてなかなか良くならないのに、あっけらかんとタバコ吸ってます!などと言われるとガックリとおちこみます。

 改めて申し上げますと、今ざっくり言ってガンと循環器系の病気が死因の大半です。もちろん生活習慣病の予防における食事と運動の重要性はいうまでもありませんが、喫煙は生活習慣病における死因の最も大きい危険因子です。

 若いsmokerにはなかなかそのことが理解されていない、あるいは知らないのではないでしょうか?

 タバコを吸う人ほぼ全員が早死にするわけではもちろんありません。

 タバコ病の代表疾患であるCOPDでさえもスモーカーの6人に一人(といっても結構な割合ですけど)です。

 しかし健康で長生きを考えるなら、もっともリスクの高い喫煙習慣もいまのうちの止めてしまいましょう。

 さて最近猛烈に売り上げをのばしている新型タバコについてです。

 新型タバコはタバコの害を減らすとか禁煙を希望するなら新型タバコがより効果的である、という誤解がかなりひろまっていることは禁煙学会でも大きな懸念材料となっています。

 現在様々な研究から新型タバコのひとつである電子タバコにはニッケルやクロムなどの重金属や発ガン物質は従来のタバコ以上に含まれており、アイコスといった加熱式タバコではニコチンや有害物質の含量はタバコとほぼ同じです。

 よってタバコそのものと考えてもいいでしょう。

 ニコチンは明らかに依然性があります。

 習慣的喫煙者はニコチン依存症として治療の対象になりますし、保健薬もあります。(保険診療ですので治療の適応には基準があります。)

 ニコチンは全身の循環に障害をあたえます。

 脳や心臓、腎臓にとどまらず、全身です。皮膚は血色がわるくなり若さと輝きを失われます。歯槽もピンクから青黒くなり歯周病やなにより口腔内が汚れます。多くの発ガン物質もふくまれているので肺ガンだけでなくすべてのガンの発症要因になります。

 受動喫煙のことも考えてください。妊娠中は問題外ですが、とくに大崎市では若いママの喫煙が多いことが指摘されています。

 窓をしめきった車のなかで助手席に乳幼児を座らせ、若いママがタバコをふかしながら運転なんて、りっぱな虐待ですね。

 これ以上語り尽くせませんのでこれで今回これでは止めます。

 もしタバコ(新型タバコをふくむ)を止める気持ちになったら禁煙外来を受診してください。最後は当院のコマーシャルになりました。

0229-52-3057
pagetop pagetop