診療室から 〜院長 近江 徹広コラム〜

HOME > 院長コラム 診療室から

2018年1月15日掲載新年のご挨拶 ついでにタバコと咳

 新年おめでとうございます。

 と言っても、年々月日が経つのがはやくて、はやくて、また歳をとるのか、という気持です。

 正月なんぞ4年に1回、オリンピックイヤーに合わせるわけにいかないでしょうかね〜

 まあしかし新年ですので、今年は何か目標をたてましょう。

 私は10年以上前から「大崎市禁煙をすすめる会」(加美民主診療所の大窪院長が会長です)の会員です。そこで今年も、より一層、禁煙活動に邁進する、というのは悪くないですね。

 しかし最近は今ひとつ限界を感じることが多い。力不足なのでしょうか?工夫が足りないのでしょうか?

 さてクリニックの内科外来では咳、痰で受診される患者さんは非常に多い。一番多いのは風邪による咳です。大体2週間は続きます。咳はとても辛いけど、ウイルスを体の外に出すため大事な防御反応ですので、まあある程度は我慢してもらう。特に小さいお子さんやご高齢者では、強力な咳止めは、気管支炎や肺炎などの病気に進んでしまう恐れがあります。

 もちろん、本当に風邪かな?ということは常に注意しなければいけません。長引く咳は肺炎、肺ガン、結核、間質性肺炎、COPDなど見逃せない病気のこともあります。ただしレントゲンには現れない、咳ぜん息や副鼻腔炎や逆流性食道炎などは治療して咳を改善させることができます。

 さて、そこでタバコです。

 咳が辛いと言って受診される患者さんには、風邪だから仕様がない、と思いつつも、もうすぐ良くなりますよと励ましたり、色々検査を行ったりして苦労をしています。

 しかしタバコを吸っている人には、まず禁煙してください!というしかありません。

 私も若い時分は喫煙者でした。タバコ飲みの気持ちもわからなくもない。しかしタバコをすいながら咳を止めてくれ!と言われても、無理な話です。慢性的な咳の原因でもっとも多い咳ぜん息、これを診断するにも禁煙してもらわないといけません。

 さらに小さな子供の咳が止まらない、と受診してきた若いパパとママ、自分がタバコ飲みを棚に上げて、なんとかして!はダメです。

 しかしながらこれだけ言っても、止めようとしないのですから、禁煙活動にやる気が失せてしまします。タバコ飲み、特に若い人達にとっては、健康に最高に!悪いといわれても全く実感がわかないことでしょう。禁煙治療を勧めても、熱意は通ぜず反応は冷たい。

 年頭から愚痴になりました。

 でも「禁煙をすすめる会」の会員の皆さんは強い信念と情熱を持って挫けないで頑張っています。

 そこで私もめげないで今年もなんとか頑張ります。(皆さん、それにつけても何か良いアイデアありましなら、ご教授ください)

0229-52-3057
pagetop pagetop